図：スプレーカーネーション （ナデシコ科）
※以下は、思った以上に長文になってしまいマシタ！
「３０女の思うこと ～上海女子物語～」
という邦題の、中国ドラマがあり、
けっこう最近までＢＳで放送されていたようです。
私はそのことを先日まで知らなくて、
少し前にYouTubeで
そのドラマの１０分ぐらいの
断片動画をいくつか見て
すごいハマって、
そのドラマの動画を次々見ていました。
３０歳を目前にした２９歳の女性が
３人でてきて（３人は友達同士）
それぞれの人生を展開していくわけです。。
そのドラマの中では（というか、中国では、なのかな？）
「３０歳になったら仕事で何かを成し遂げる」
という習慣（風潮？）みたいなのがあって、
その言葉をキモに銘じて？
生きている女子たちなわけですが。。
登場人物①（ニーニ）
●田舎出身・独身。上海の高級ブティックの店員。
30歳までに昇進したいと思っている。
●超大金持ちの彼氏がいるが結婚しない症候群な男。
●当時貧乏だった元カレは、今はカフェのオーナー。
おいしいコーヒーを飲みにたまにカフェに行く。
●いろいろあり退職して田舎に戻ると
親から、親イチオシの男性を紹介され、
しぶしぶ見合デートをし、
家族ぐるみな感じで相手と交流を持つ。
が、いろいろ考えた末、
退屈な田舎生活を中断して、ふたたび上海に戻る。
（見合い相手にはサヨナラを告げる）
登場人物②（グージャ）
●既婚・子供一人（４歳／男児）
●花火デザイナーの夫と花火会社を立ち上げ、
超セレブな分譲マンションに住んでいる。
●ほどなくして、金持ちのマダムから
お茶畑を譲り受けて茶葉会社の社長になる。
登場人物③（シャオチン）
●既婚・子供はまだ。腰かけOL的で出世意欲なし。
簡単な仕事をして収入があればいいという感じ。
●30歳を前に、職場で女上司に呼び出され、
30歳までに何かを成し遂げなければいけない、
という話をされ、40歳の将来像を見据えて、
今のうちに責任あるセクションに異動してみては？と
提案されるも拒絶する。
登場人物の①と③は
日本のドラマにも出てきそうな設定感があるけど、
日本人とは、ちょっと違う感じもするかな。
で、なんといっても、登場人物の②がすごい。
人物設定がすごく濃いと思った。
花火会社の大口の取引先を失う経営危機とか、
花火工場の爆発とか、夫の浮気とか、
ゆずり受けた茶葉会社の当初の汚い事情とか
ママさん友達との人間関係とか・・・etc
１３歳で母親が病気で亡くなっている生い立ちなどもあり、
総合すると、ほんとに深くて濃い。
それを演じる女優さんが放つ美しさというか、
その女優さんそのものの内面から発しているものまでも
なんとなく伝わってきて
緊張感を持ちながら見ていました。。
３人の三十路女の他には、文化の違いにも大注目でした。
◎ドラマ内の賃貸物件には、家具やインテリア、
電化製品・寝具・食器・・・などが含まれている。
なので、引越しするときの荷物が少ない！
◎結婚・離婚の際には、
結婚証明書・離婚証明書・再婚証明書が存在する。
これは初めて知ってびっくり！
◎引越先で、入居するときは
風と水を使って、風水の儀式（？）を行う。
中国ならでは！だと思いました！！
ドラマ内では、
複数のサーキュレーターをあちこちに置いて
しかるべきそれぞれの方向から風を起こして、
そのうちの一カ所では水をためた器の水を風で動かし、
仕上げに、ガラスの置物に上から水をかける、
というのをやっていました。
ちなみに中国人とか韓国人は夫婦別姓で
結婚しても、女性の名前は変わらないんだよね。
なので、結婚後に結婚指輪を付けない人は
勤務先とか仕事がらみの人たちには、
（結婚式・披露宴に呼ばれなかった人たち）
噂で聞くか、本人から直接聞くかしない限り、
結婚も離婚も知れ渡る率は低いと思われる。
中国も韓国も、男女平等・男女差別なし、
女性は男性の所有物ではない
という考えから別姓にしているみたいですよね。
なので女性の仕事も、
「実力 ⇒ 結果」に重点が向いていて
お茶くみ・コピー取り・マスコット的存在、
などの日本的な扱いは薄いみたい。
なので、
女は生まれつき生活しやすいだろうと想像する。
＜おわりに＞
YouTubeでみた限りでも
すごくいいドラマだと思うので、
NHKとかで再放送をやってほしい。
※YouTubeでは日本語字幕の設定が
できる動画もあったので
中国語が分からなくても問題ナッシングです。
＊＊＊ 編集後記 ＊＊＊
先日（９月５日午後）、中国の四川西部エリアにて
M6.8の地震が発生したとのこと。
被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
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