※今回は長文です
2023年2月21日(火)
上野動物園のシャンシャン(香香/5歳♀)が
中国へ返還される。
・2017年6月12日 上野動物園生まれ
2023年2月22日(水)
和歌山アドベンチャーワールドのパンダ3頭が
中国へ返還される。
・永明 30才 ♂
・桜浜 8歳 ♀ (双子)
・桃浜 8歳 ♀ (双子)
昔々、
和歌山のパンダが中国に返還されたとき、
「パンダフルライフ」という映画が
劇場公開されました。
検索したら2008年の映画でした。
当時、パンダの赤ちゃんが生まれたときは
空前絶後なパンダブームが起きて
子パンダのオールカラーの写真集とか、
オールカラーのカレンダーが
ちまたにあふれていました。
すごく、かわいくて、かわいくて
ほんとうにかわいくて
じーーっと見てしまうという感じでしたが、
いかんせん、
レンタルパンダ(貸与パンダ)なので、
やがて返却する日がやってきて
日本生まれのパンダだったけど、
中国に「帰国」することに。
詳しく知らないけど、
ワシントン条約で、国と国の間で
パンダは貸出しすることに
なっているらしい。
パンダの帰国(返還)とかの
ドキュメンタリーの映画が
「パンダフルライフ」なわけで、
当時、観にいきましたが。。
その後、
その映画をDVDなどで見返すことはなく
当時のそのときの感想のまま、
今に至るのですが
” かわいい ” だけじゃなくて、
なんかすごかったですね。
記憶に残る内容は。。
①アドベンチャーワールドから
2頭のパンダ(双子/4歳)をお見送りするときに
飼育員さんたちが泣いちゃってパンダを出荷。(お見送り)
(お涙チョーダイな場面でもらい泣きする)
②パンダが中国に到着すると
コンクリートの鉄格子に入れられて保管。
冷暖房があるか分からないけど
クッションとかタオル・毛布とか
ワラの敷物など何もなし。
③2頭いるうちの片方が無気力になり、
もう片方は狂暴になって一日中暴れている。
想像だけど、環境が悪すぎて
ストレスがすごかったのではないかと思う。
暴れている方は、
どうにかして逃げようとしているように見えた。
どう考えても和歌山の動物園にいた方が
清潔で人々があたたかくて
健康的に生活できていたから。。
(和歌山の園内で2頭ならんで芝生に座って
おやつを食べていたほのぼのした場面もあったし。)
突然、劣悪な環境に移動させられて
精神的に病んでしまったとしか思えなかった。
ほどなくして
飼育員(?)だった日本人男性が
2頭のパンダの様子を見に行ったときに
パンダの名前を
パンダの背中にむかって呼びかけるが、
パンダは誰なのか気が付いていても
振り返ることもなく日本人男性をシカトする場面があった。
(劣悪な環境に移動させられたことに
超絶にムカついているので
その日本人男性をシカトしたのだろう
と、私は想像しました。)
◎だいたい、中国のそこの施設では
冬は雪が降るぐらい寒いらしいのですが、
そんなに寒くても
鉄格子&コンクリートの生活ですからね!
パンダのことを思って野生に近い環境で
飼育しているようなことを言っていたけど
和歌山の環境にいた方が全然よかっただろうと思う。
④中国ではパンダの絶滅防止のため、
繁殖を行っているが、繁殖のメスパンダも
コンクリートの鉄格子に入れられていて、
子供が産まれても、子どもと一緒に
鉄格子のコンクリートの中で生活する。
⑤子供を産んだら 1年~1年半ぐらいは
親子で生活するのがいいらしいが、
映画の中では、親がエサを食べているすきに
3か月ぐらいで赤ちゃんを取り上げてしまう。
(取り上げたあとは人口保育)
⑥忽然と赤ちゃんパンダが消えて
親パンダは動揺してかわいそうな場面があるも、
パンダは頭が悪いのですぐ忘れるから大丈夫
とかいった内容の解説があったり。。
⑦で、一年後とかに、
また交配させて子供を産ませるの繰り返しらしくて、
「絶滅防止」「専門家の指導の元」で
といいながらも、
やってることは悪徳ブリーダーの繁殖犬と
たいしいて変わらないんだなと思った。。
子パンダがたくさんでてきて
飼育&世話している場面はかわいいと思ったけど
繁殖の実情はそうなんだ・・・と思ってしまう映画、
という記憶が残っている。
なので、
今回、中国に『帰国』した数頭のパンダの
帰国後のメンタル面がどうなってしまうのか。。
まあ興味があれば「パンダフルライフ」という映画を
ご覧になってみてください。
<プチ☆豆知識>
★ランラン
★カンカン
★ホァンホァン
★チュチュ(日本生まれ、生後43時間で死亡)
★トントン
★ユウユウ
など、
日本にいた歴代のパンダの名前ですが、
これらのパンダの名前は
同じ単語の繰り返しが定番ですよね?
この「繰り返し」の呼び方は
かわいいとか、愛らしいという気持ちを込めて
そういう言い方をするそうです。
女性に対して(特に子供)
「リンリン」とか「リーリー」などと呼ぶのも
そういう意味があるとのことです。
(中国とか台湾などではね。)
*** ちなみに! ***
和歌山で生まれたパンダは
同じ単語の繰り返しではなく違う漢字2文字で、
どのパンダにも
「浜」 (読み方:ひん)
が付いていますが、
私はその理由は分かりません。。
ご存じの方からのコメントをお待ちしています!
タイトルにある熊猫は
中国語でパンダの意。
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