簡単にいうと、お正月の年神様が、
これを目印にして家に来て下さるというもの。
難しくいうと、神様がいる場と現生の場の境目で
結界(けっかい)を作って
邪気が入らないようにするためのもの。
しめ縄をかけた内側は清浄な場に保たれていること示します。
で、しめ縄にお飾りをつけたものを
『しめ飾り』と言っています。
私が先生役を行うレッスンで
この縄にお飾りをつけて「作る」レッスンがありまして、
作業に時間がかかるのですが、
自分で作って自分で完成させたしめ飾りで
お正月を迎えるのはかなりの醍醐味でもあります。
画像の縄はわりと柔らかくて扱いやすいのですが、
ものすごくかたい縄もあって、
かたいとリング状にしようとしても
どうにもこうにも、なかなか出来ないものもあります。
素材が違うからそうなるわけで、
しめ縄には藁で作られたものと麻で作られたものがあります。
麻はかたくて重さがあり、ぱっと見た感じは艶があります。
市販のお飾りは藁でできた軽いものが多いですね。