once again

日記ブログです。ヤフーブログから引越ししてきました。

時節柄、毛皮…

よく晴れた秋の日の、ある苦い過去があります。
(「苦い」という表現は軽いのですが、妥当な言葉が思いつきません。。)
それは毛皮。
自分が持っているラビットファーのショートコートに関する出来事です。

3~5年ぐらい前だったと思うのですが、
秋に入って、冷たい空気を感じるようになった頃に、
真っ白いラビットファーの上着を買いました。
フワフワしていて、さわるとサラサラで、ものすごくかわいいコートです。
でも、布の部分(?)がゴワゴワでガビンガビンに硬い。
毛はどうやって生地に付けているんだろう?と思いました。


買ってから初めてそれを着た日に、歩行者天国を歩いていると
路上で署名活動をされている方が寄ってきました。
渡された写真付きのパンフレットを見ると、「毛皮反対」の文字が…。

モモ(犬)を飼い始めてから、動物実験のことや
繁殖目的のためだけに生きている犬、保健所で保護された犬の行方。。etc
それらをネットを通じて目にしてきました。
以来、なるべく意識してそういった事実に目を向けるようにしてきたのに
かわいいからという安易な気持ちで購入した毛皮。
このコート1着を作るために何匹のうさぎが犠牲になったことか。
そのとき毛皮を着ていた私は何も言えず
言われるままに署名をして、渡されたパンフレットを全部持ち帰りました。


その日帰宅した夜に、ネットで検索して見た映像があります。
生きたまま皮を剥がされる四足動物。
モモみたいに茶色でコロコロしたコが逆さに釣られて
足から皮を剥がされていく様子、など。

毛皮のコートは、皮ごと剥がされたものが製品となっていたことを知りました。
悲痛です。

あの日着ていたラビットファーのコートは
その後、袖を通すことはありませんでした。
ポカポカあったかくて、フワフワでかわいいコートは
それぞれの苦痛と残虐な行為の上に存在していたのです。

「毛皮反対」に関するきちんとしたサイトがありますので、気が向いた方はどうかご覧ください。
毛皮はこれ以上生産してはいけないと、あの日以来、痛感しています。
そしてこの時期になると、あの日のことを思い出してしまいます。
秋の出来事なのに春先に思い出してしまうのは、衣替えの時期と重なるからでしょうか…。
中国毛皮養殖所の内側 http://fur-free.com/
毛皮は動物のものFUR http://www.no-fur.org/