今読んでる本。
今月の上旬から読み始めているけど読むのがなかなか進まない。
この本は昔懐かしの『南極物語』の続編のような内容。
仕事の帰りに本屋さんをブラブラしていたら偶然みつけて
ちょっと立ち読みして ⇒ やっぱりそうなんだと泣きそうになって
即座に連れて帰ってきました。(←買ってキマシタ)
立ち読みした部分の内容を簡単にいうと、
この本には南極で置き去りにされた犬のことが書いてあって
生き残ったタロ+ジロ+もう1匹の犬の計3匹が
置き去りにされたあと南極で一緒に行動していて
人間が再度南極に行ったときにはもう1匹の犬は死んでいて
タロとジロが生きていて発見された、と。
そういった内容を書いた本なのだと分かった時点で
もう1匹の死んだ犬は
リーダー犬の「リキのことだ」と瞬間的に分かって
本屋さんで嗚咽モンな状態になりました。
(幸い?マスクしてたし花粉症なので花粉で目がかゆいフリをして
ハンカチで目を抑えるsayoさんでした)
本屋に寄り道せずにまっすぐ家に帰っていたら
この本のことは知らないままだったかもしれないと思うと
南極にわたった犬との運命を(一方的に)感じてしまいさらに涙が。
『南極物語』のことは自分が何歳のときだったか
まだ親と会話してた頃なのでまあとにかく年齢が低かったころでしたが
(少し大きくなったら親とはたいして会話しなくなりました)
私の魂に突き刺ささり、その後ずっと覚えていました。
*ちなみにキ〇タクのそのドラマは見ていない。(〇には「ム」が該当します)
第一次越冬隊が南極に連れていった犬は北海道にしかいない犬種で
カラフト犬という種類で
もともとは一般家庭で飼っていた犬、ということは
たぶんテレビで言っていたのか、当時から知っていました。
親と一緒にテレビを見ていたときに、
「自分ちの犬をよく渡す気になるね」と言ったのを覚えてます。
親は何か返答したと思うけど何を言ったのかまでは覚えてない。
子供の頃のいっとき、そのときのテレビは南極にいった犬のことと
生きてる黒い犬を2匹連れた俳優さんがクローズアップされていて
毛が長めの大きな犬の剥製が複数映ったりしてました。
タロとジロが奇跡的に南極で生きていて連れて帰ってきたのが
その俳優さんが連れていた2匹の黒い犬だとしばらく思っていたけど
それはたぶん映画にでていたタロ役とジロ役の俳優犬。
でもって、毛が長めの大きな犬の剥製は
死んだ犬を持って帰ってきて剥製にしたのかと思ってた。
が、この本を読んだら連れて帰ってきたのはタロとジロだけっぽい。
まだ途中までしか読んでないから「ぽい」としか書けません。
他の犬は行方不明になったり、死んだりで、死んだ犬は現地で水葬した、と。
ならば、あの剥製はなんだったんだろう~???という疑問が残る。
で、まあ、そんなこんなで本を買ってきたわけでして。
子供時代から少し年齢があがったときに「なぜ?」と思ったことが
詳しく書いてあったりもして、
ちょっと読んではドワーーーーと嗚咽気味になって
呼吸困難っぽくなって続きが読めない。
本屋さんでこの本を見た瞬間に、一瞬で子供の頃の南極物語の記憶が
一気に噴き出してきたというか、そんな感じです。
最後の方を先に読んだら、タロとジロに寄り添っていたのは
「リキ」という犬ではないか、という内容が書いてありました。
やっぱりリキしかいないと私も思う。
犬ってなんてけなげなんだろう。洞察力もあるし勘も鋭い。
仕事を与えると真面目に取り組むし、賢くて、明るくて、情がある。
犬が好き、犬かわいい、犬飼いたい!と映画の南極物語を見てから
(映画はテレビで放送してたやつね。)
ずっと思ってて、やっと「一緒に生活する犬」を飼うことができたのが
ヨークシャテリアのモモちゃんという犬でした。
モモちゃんは17歳と6か月を生きて
数年前にお星様となってしまいましたが
『犬と一緒に生活する』というのが
実現した本当にかけがえのない時間でした。
犬との信頼関係とか、犬と一緒にいるときの幸福感とか、
一緒にいて一緒に生活していると、そういった部分が
どんどん強くなっていって
人間からは得られないものが犬には沢山あって
私にとって犬との時間はほんとに天国でした。
この本に出てくる南極越冬隊の「北村さん(犬係り)」は
なんとしてでも南極に行きたいから行くためのツテを探しまくって
⇒その手段として南極で使う犬ゾリの訓練に参加するチャンスを掴み
⇒南極に渡航できる人物となり、
⇒さらに犬係りとして越冬隊のメンバーに選ばれた、といった状況でした。
「犬が好きだから」とか「犬と一緒にいたいから」という動機ではない。
犬のことは好きでもなんでもなかったのでしょうけど
南極に行きたいの一点で、南極に行く手段として
⇒南極に連れていく犬の世話と犬の準備に参加して、
⇒南極に着いてから犬と一緒に生活して⇒犬のお世話をして
⇒犬を知っていくにつれて
⇒一緒にいる犬たちのことが好きになっていった、という感じ。
(最初から犬が好きじゃないという点がそもそも適任というか、
だからうまくいった、という物事もたくさんあったのだと思う。)
北村さん(越冬隊員の犬係り)は
もともと犬が好きというわけではなさそうだったけど
ご本人がご自身で気が付かないうちに、関わった犬に魅了されていって
80歳を超えた今でも(本では87歳と書かれている)
院生の頃に行った南極と、そこで一緒に生活した犬のことを熱く覚えている。
熱く焦がれた南極と、そこで共にした犬とともに生きた生涯。すごすぎる。
結果としては南極に行きたいという自分の夢もかなえたし、
一緒にいた複数の犬のことも深く知って
現地では辛いことだけではなく多くの素晴らしい体験もしたと思う。
私からみたら恐ろしいぐらいの強運の持ち主に感じるし、
その生涯はうらやましいの一言。
関係ないけど、本の犬の写真を見ると、首輪をつけられて
首輪に綱をつけて重たい荷物を乗せたソリをひいていた様子です。
実質、首で引っ張るから単純に考えて首への負担がすごすぎるよね。
胴輪というのは当時は思いつかなかったのかな。
まあ胴輪を使ったとしても、首の下あたりの部分に
一番強く力がかかって、(坂道を上るときとかは特に)
結局はそこ1点で引っ張ることになるのかな?
とは言え、まあ私も犬を飼ってから胴体に装着したものに
リードを付けて散歩することを知って
まあまあ結構びっくりしたから人様のことは言えないけど。。
(それまでは首輪しか知らなかったし)
にしても、第一次越冬隊として南極に行った犬は、
結局首輪しかやってなかったことで置き去りにされた犬たちの中には
首輪から頭を抜いて自由の身になった犬もいたわけで。
全部の犬が胴輪でつながれていたら。。
誰も逃げることができずに全部死んでいたよね。(>_<)
とりあえず今日はここまで。中間報告(備忘録)として記す。
最後までお読みいただきありがとうございました!